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2017年国際航運・金融フォーラムが浦東で開催

作者 杜暁駿 上海浦東 2017-11-14

11月10日、ボルチック国際海運協議会(BIMCO)と航運界網の主催による2017年国際航運・金融フォーラムが浦東で開催された。テーマは「市場回復、航運・金融の未来」。

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2017年国際航運・金融フォーラム

2008年の金融危機の影響で、国際航運市場は長期にわたって低迷する中、いかに航運企業と投資・融資機関との間の橋渡しをするか、また金融・保険機関が航運業への支援を強化するかということは、依然突出した問題であり、航運企業が注目する問題でもある。

来場の専門家は「航運は金融と切っても切れない関係。既存の金融機関との協力・winwinを通じて、「他人の長所を取り入れ、自分の短所を補う」という運営モードを形成するというのはどうですか」と提案した。

船舶融資租賃会社を例にしてみると、目下国内には二つの種類がある。その一番目は伝統的な銀行系金融租賃会社(ファイナンス・リース)会社(例えば、工銀金融租賃、交銀金融租賃、招銀金融租賃、民生金融租賃、建信金融租賃、国銀金融租賃など)であり、二番目は非銀行系融資租賃会社(例えば、華融金融租賃、中航金融租賃、中船金融租賃、中集金融租賃、中民金融租賃など)である。

遠海航運基金の金海総経理は、資本密集型の航運市場に融資やローンサービスを提供できる金融機関は資源豊富で信用があり評判が高い船舶会社に偏る傾向があると考え方を示していた。

工銀金融租賃航運事業部の郭芳萌取締役の見方では、「現在、貸付決済、ローン返済計画、財務規定違反などの問題を真剣に考える必要があります」という。

元海航交所の副総裁を務める、航運事業部の黄逢霖総裁は「航運金融+資産管理、内河航運の新生態を構築」と題したスピーチを行った。その中で、黄氏は「元海航交所航運事業部は航運資産管理プラットフォームを利用し、航運に関する金融サービス、船舶資産技術サービス、決済サービスなどを提供することを通じて、次第に参考価値の高い内河航運リスク分析のデータベースを構築し、初歩的な航運資産管理モードも実現しました」と語った。

また、黄氏は今後、元海航交所がプロジェクトの市場化を促進し、ほかの機関からの投資を受けるのも可能であることを明らかにした。