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中国貿促会、上海で自由貿易試験区サービスセンターを設立

作者 杜暁駿 2017-11-27

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中国国際貿易促進委員会(以下、「中国貿促会」と略)が発起した自由貿易試験区サービスセンターの成立式が現地時間の11月22日午前に、上海浦東新区で行われた。同式典に中国貿促会副会長の盧鵬起氏、上海自貿試験区管委会副主任の姫兆亮氏らが出席した。

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式典で、中国貿促会専利(特許)商標事務所の馬浩所長は、上海自貿試験区建設をめぐる一連の支援措置を発表した。

彼によると、上海自貿試験区は新時代において中国の改革開放を全面的に深化させるための重要な一歩である。上海自貿試験区は運営がスタートしてから4年余りが経過し、中国初の自貿試験区として、積極的に改革開放を推進し続けている。投資、貿易、商事、金融の4つの分野の監督管理及び革新で、一連の複製可能で普及可能な経験を積み上げ、区域経済と産業革新の勃興発展を後押ししている。 

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中国貿促会の設立から65年にわたり、国内外の工商界の交流協力を強化し、対外貿易・投資を推進し、産業、企業に積極的にサービスを提供し、国内外経済貿易往来の架け橋の役割を果たしている。

また中国貿促会は、貿易・投資を促進するプラットフォームが多く、商事法律のハイエンド人材が高度に密集するという優勢を十分に発揮して、国家自貿試験区戦略を着実に実行している。その上、上海自貿試験区における各種企業のニーズと試験区の位置づけをめぐり、中国貿促会自貿試験区サービスセンターを設立し、自由貿易の新モードを完備させることに助力する。

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中国貿促会の盧鵬起副会長と上海自貿易試験区管委会の陳希副主任は、代表として上海自由貿易試験区を建設するための覚書に署名をした。

同覚書によると、双方は商事法律と貿易投資促進総合サービスプラットフォームの構築、上海亜太知識産権センターと上海国際航運センターの建設、投資の情報共有・サービスプラットフォームの完備、国際貿易の深化とモデル転換、国際交流と協力などの分野で幅広く業務提携を展開する計画である。

今後、双方は共に貿易や投資の自由化と便利化を進めるための環境整備、各国間産業の協力、経営の国際化、対外投資の持続的な発展などを目指して努力する。

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最後、中国貿促会副会長の盧鵬起氏と上海自貿試験区管委会副主任の姫兆亮氏は共同で「中国貿促会(上海)自由貿易試験区サービスセンター」の看板の覆いをとって、センターの設立を正式に宣言した。

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中国貿促会(上海)自由貿易試験区サービスセンターは、上海市浦東新区人民政府と中国(上海)自由貿易試験区管委会の支援を受け、上海自貿試験区の商事法律サービスと貿易投資促進へのニーズに従って立ち上げられたものであり、集成化のレベルが高く、網羅的なワンストップサービスを提供する。

このサービスセンターの成立は自貿試験区の建設にとって一里塚的な重要な意義を持つ。中国貿促会は今後も引き続き十九大(中国共産党第19回全国代表大会)の方針を全面的かつ正確に貫徹し、自貿試験区の建設を探索し、地方の改革開放を支持し、国家自貿試験区の建設に積極的に貢献していくという。