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張江実験室は上海脳科学·脳型知能研究センターを設立

2018-05-18

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中国科学院と上海市が共同建設した張江実験室

上海の張江実験室はこのほど、上海脳科学・類脳(脳型知能)の研究センターを設立し、世界の脳科学と脳型知能の研究の最前線に立っている。

同研究センターは、「開放、協同、高効率」の新たな管理・運用メカニズムを積極的に模索し、世界的なイノベーション資源の集結に力を入れ、各種イノベーション人材の活力を引き出し、国際科学研究機関と足並みをそろえた研究者雇用と報酬奨励の制度を模索し、知的財産権と利益共有の制度を構築、科学技術成果の応用技術の移転と実用化を推進する。

中国科学院の白春礼院長は、センターの今後の発展の道を次の3つを挙げた。

第一に、創造的で先導的な研究を最前線で行い、世界レベルの成果を上げること。

第二に、世界トップレベルの科学者陣営を誘致・育成し、世界的な影響力を誇る脳科学・脳型知能研究の拠点へとセンターを発展させること。

第三に、科学の精神とプロの精神を発揮し、イノベーションが次々に実現する土壌を形成すること。

上海張江科学城の中心部に位置している張江実験室は、中国科学院と上海市が共同建設した大型総合研究基地で、国の戦略的需要に対応する重要なイノベーション分野と将来の発展を先導する戦略的課題に焦点を合わせている。脳科学と脳型知能の研究はその主要研究テーマの一つである。