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上海宜鏈はSAPと手を携え、全プロセスにわたる医薬コールドチェーンを作り上げ

作者 杜暁駿 上海浦東 2018-11-28

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上海宜鏈物聯網有限公司(以下、「上海宜鏈」と略)とSAPは連携して「SAPのグローバル追跡システムとブロックチェーン技術に基づく医薬業界の解決案」を打ち出し、社会各業界から注目を集めている。  

同解決案はSAPグローバル追跡とSAPブロックチェーン技術を利用して、上海宜鏈のRFID(電子タグ)と温度センサー(サーミスタ)技術を結びつけ、状況追跡可能な統一されたコールドチェーン(冷凍・冷蔵供給チェーン)を作り上げた。 

周波集積回路と第3代移動通信チップ分野の専門家である張釗鋒氏の話によると、医療サプライチェーンにはメーカーとユーザーという二つの端末が含まれている。それはメーカーはRFID温度センサーチップを使って、リアルタイムで生産、流通、販売におけるワクチンの温度に関するデータを集め、クラウド上に転送し、データ分析を行う。その一方、ユーザー側は、データを見て標準に合うかどうかを判断する。 

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上海宜鏈の製品の優位性は温度センサーとRFIDを結びつけて、工場の環境の温度のみならず、各製品の温度もモニタリングすることができるところにある。また従来のGPRS無線通信技術搭載の温度センサーと違い、RFIDは価格が手ごろで、効率も高いという特徴がある。またRFIDの温度タグはリアルタイムで物流などに引き起こされる温度の変化の情報がモニタリングし、無線方式で集めたデータをプラットフォームに伝送し、ユーザーに早めに通告することができる。 

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張釗鋒氏の話では医薬コールドチェーンは温度センサーの性能に対してエネルギーの消耗が少なく、精度が高い(±0.5度前後の小幅での変動)という厳しい要求を突きつけている。目下のところ、上海宜鏈は外部の環境の温度の不安定さによる影響を防ぎ、内部の温度の変動幅を±0.3以内に抑制することができる。 


関連知識:

RFIDは、無線周波数認識とも呼ばれる通信技術で、無線通信によって特定のターゲットと情報をやりとりする技術だ。