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黄浦江の畔で開いた「中国扇子」 上海大歌劇院が着工

上海浦東 2019-12-20

開いた「中国扇子(ちゅうごくせんす)」のような形をしたオペラハウス、上海大歌劇院は18日、着工を発表した。

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上海大歌劇院のイメージ図 写真・上海大歌劇院プロジェクト建設指揮部弁公室 

上海大歌劇院は、様々な要素を取り入れてデザインして、全国初のパフォーマンス、創作、展示、研究などの機能が備えるオペラハウスである。黄浦江の畔の浦東新区万博文化公園に位置し、建築面積は146338平方メートルに達し、大(2000席)、中(1200席)、小(1000席)という3つのオペラ専用劇場を擁する。

華東建築設計研究総院(ECADI)やノルウェーの建築設計大手スノヘッタ(Snøhetta)などはオペラハウスの設計を担当し、外観を開いた「中国扇子」のようにした。また同オペラハウスには巨大な白い螺旋階段と観光用の屋上広場があるという。 

上海大歌劇院の建設工事は4~5年がかかる。同オペラハウスは営業開始後の1年間、600余りのパフォーマンスを上演し、観客動員数は60万人以上と予想される。

オペラは、演劇と音楽によって構成される舞台芸術である。中国のオペラ創作に最も活躍している地域である上海にとって、世界一流な施設を持つ本格的なオペラハウスは急を要しているものである。

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上海大歌劇院のイメージ図 写真・上海大歌劇院プロジェクト建設指揮部弁公室