ホーム>浦東情報

2020年、上海は「5つのセンター」建設を力強く推進

上海浦東 2020-01-17

15日に行われた上海第15回人民代表大会第3次会議では、「2020年、上海は国際経済、金融、貿易、海運、科学技術イノベーションなどという『5つのセンター』建設を力強く推進する」ことが伝えられた。

13329061.jpg

写真・Sipa 

具体的に、上海は経済力が充実した、産業レベルが高くて集積・拡散力が強い国際経済センターを建設する。我が国の経済力や人民元の国際的な地位に相応しい国際金融センターを建設する。各種重要な金融機関を集中させ、グローバル資産運用ハブの建設を加速し、フィンテックを発展させ、国際競争力のある金融機関システムを構築する。

また上海はグローバル貿易投資ネットワークのハブとしての国際貿易センターを建設し、貨物・サービス貿易のメカニズムを改善し、中継貿易、オフショア貿易、デジタル貿易などを強化し、輸出入と内外貿易の双方を重んじる発展の枠組みを形成させる。

グローバル海運資源配分の機能を持つ国際海運センターの建設も2020年、基本的に完成させる。上海は現代海運における機能機関の集積し海運サービスシステムを形成させるという。

上海はグローバル影響力のある科学技術イノベーションセンターの基本的な枠組みを形成させる。上海は科学技術イノベーションセンター建設の深化案を確定し、科学技術に関するプロジェクトを推進していく。

2020年、上海はイノベーションチェーンと産業チェーンの深い融合を促進し、集積回路、人工知能、バイオ医薬などの分野における「上海方案」を実施していく。上海はハイレベルの研究開発機関を集中させ、コア技術の開発に重点を置き、世界先端の機能型研究開発成果実用化プラットフォームを構築する。一方、上海は張江国家自主イノベーション示範区の建設を推進し、高等教育機関の科学技術園建設を支援し、科学技術イノベーションセンター建設を支える重要エリアの形成を加速する。