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外国人も新型肺炎対策に協力=浦東

上海浦東 2020-02-20

新型肺炎(novel coronavirus pneumonia)が感染拡大している中、浦東に住んでいる外国人住民たちも自分なりに疫病対策に協力している。

グリーンシティ(碧雲国際コミュニティ)は浦東の「小さい国連」と呼ばれている。疫病発生後、コミュニティが約4000人の外国人住民のため、英語や日本語、韓国語、ロシヤ語など、多言語版の疫病感染予防ガイダンスを行った。グリーンシティのWeChat(ウィーチャット)公式アカウントで、外国人住民向けの疫病予防・コントロール注意事項や新型肺炎に関する最新情報も見られる。

「皆さんは自発的にマスクを着用し、体温検査を受け、健康情報などを登録し、実際の行動でコミュニティの新型肺炎対策に協力しました」とグリーンシティ第一居民委員会の張暁青主任が記者に伝えた。「絵本作りにも協力してくれた」これらの疫病予防のオリジナル絵本は子供がいる家庭に無料配布されたという。

陸家嘴街道(街道とは中国における行政区画の1つ)に位置する仁恒団地には、外国人住民が半数以上を占めている。中国系フランス人のPaulさんをはじめとする外国人住民たちは自発的に居民委員会の新型肺炎対策に協力した。

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居民委員会にいたPaulさん(右から1人目) 写真・PUDONG TIMES

アメリカからのKeriさんは十年以上上海に滞在し、今回は上海に残ることにした。「上海は最近、マスク購入のオンライン予約を開始し、街道が外国人住民に英語や日本語などの多言語版のサイトリンクを教えてくれました」。Keriさんがこれらの情報をSNSで他の外国人住民と共有した。

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情報を共有していたKeriさん 写真・PUDONG TIMES

また、外国人住民はオフラインの協力だけではなく、オンラインプラットフォームをも活用した。グリーンシティのSenaitさんが上海衆心コミュニティセンター(CCS)プラットフォームで「Love Letter to China」というオンラインイベントを発起した。外国人住民が自宅滞在し、手紙で言いたいことを伝えるよう呼びかけた当該イベントは大きな人気を集め、みんなは手紙で中国、上海を応援した。「疫病流行の中でも、上海が私にとっての第二の故郷だという自分の気持ちを伝えたいです」とSenaitさんが話した。