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陸家嘴金融城、ハイレベルの地域統括会社集積地へ

上海浦東 2020-12-15

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写真・中国新聞網

このほど、デンマークの工業・船舶用塗料メーカーであるHempel社は陸家嘴に位置する管理型会社を北アジアの投資型地域統括会社に格上げした。世界に向き合う「橋頭堡」である浦東で、Hempel社はグローバルサプライチェーンやクライアントサービス、マーケット拡大、研究開発などの資源統括をさらに強化させる。

12月、中国発の新小売業の先駆者である「盒馬」の地域統括会社が陸家嘴に移転し、その目的は「ハイレベルの新小売業人材サービス総合施設を作り、世界各地の貿易パートナーとの協力を深め、『盒馬』の地域統括機能とグローバル産業チェーンの資源統括機能を上げる」ことだという。

データによると、目下、陸家嘴には多国籍企業の地域統括会社計120社が集まり、上海の地域統括会社型エコノミーが最も発達しているエリアだ。「盒馬」産業発展センターの責任者である原若凡氏は陸家嘴で地域統括会社を設立した理由として、ハイレベルのビジネス環境と上海ハイエンド消費1位の商圏を有したことを挙げた。「これは新小売業がグローバルバリューチェーンにおける優位性を強化させ、地域の質の高い発展に新たな原動力を注ぐほか、グローバル産業チェーンのコミュニケーションや協力を促進する」と原若凡氏は伝えた。

Hempel社の梅暁東副総裁によると、陸家嘴の北アジア地域統括本部はグループ内の重要な戦略的発展主体で、グループの重要市場への投資配置であり、これからグループの発展目標達成を力強く支える。

それに対し、陸家嘴管理局の梁慶副局長は、「第14次5ヵ年計画」の実施開始に当たり、上海は新型エコノミー・サービス型エコノミー・開放型エコノミー・地域統括会社型エコノミー・トラフィック型エコノミーという「5型エコノミー」を強化させ、企業と都市の発展を促進すると語った。「これから、陸家嘴はハイレベルの地域統括会社集積地づくりに取り組む」と梁慶副局長。