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武田アジア太平洋バイオ医薬研究開発有限公司が上海市外資研究開発センターに認定され

上海浦東 2023-12-15

浦東万博地域に位置する武田アジア太平洋バイオ医薬研究開発有限公司はこのほど、上海市商務委員会に外資研究開発センターに認定され、万博地域で認定された第1ヶ所の上海市外資研究開発センターとなる。

武田薬品がグローバル化の配置を展開する中で、中国は重要な戦略市場の一つ。武田グローバル研究開発の重要なエンジンである武田アジア開発センターは2012年に中国に進出し、革新薬物の開発を加速させ、中国をはじめとするアジア諸国の患者にサービスを提供することに取り組む上海事務所を設立した。2017年から武田アジア開発センターが同社のアジア地域における戦略的開発センターに格上げされ、2018年から武田のグローバル研究開発ネットワークへの融合が加速している。中国を薬物の早期開発段階に組み入れることにより、新薬の中国とその他の地域での同時開発を徐々に実現し、革新的あるいは治癒的な治療法をこれまでにないスピードで中国の患者にもたらすことを確保する。

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2021年10月、武田中国地域本部は武田アジア開発センターとともに浦東前灘に入居した。2022年6月、武田薬品は武田研究開発アジア太平洋本部が浦東地域に正式に入居することを発表した。これは武田の研究開発の歴史で一里塚のような意味をもつ。革新薬物の研究開発の加速に力を入れる武田アジア太平洋研究開発チームは研究開発の配置、機構文化、人材育成などの分野で絶えずにグレードアップすることで武田アジア太平洋研究開発センターは「中国スピード」でグローバルイノベーションを加速させ、より多くの患者に恩恵をもたらしていく。

2015年から、武田は5年連続で中国における新薬開発を支援するため、毎年特別資金(約3億元)を投入し、海外で発売された武田の製品が早期に中国に導入することを加速させる。特筆すべきは、この特別資金は同社の財務状態に影響されないこと。

関係筋によると、武田研究開発アジア太平洋本部は主に3つの核心分野をカバーする。第一に、臨床研究の実力を全面的に向上させ、中国スピードで世界の新薬が患者に恩恵をもたらすことを後押しし、グローバル研究開発の重要なエンジンになること。第二に、より早く中国を世界研究開発プロジェクトの計画に組み入れること。第三に、外部イノベーションを積極的に開拓し、最もイノベーションの潜在力を持つ薬物研究開発とモデルの導入を模索し、各側のパートナーとの連携を通じ、中国イノベーションエコロジーを共に構築し、グローバル薬物イノベーションに助力する。