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世界2店舗目、アジア初のルーブリゾールビューティ研究所が浦東新区にオープン

上海浦東 2024-09-13

8月28日、スペシャリティケミカル業界のリーディングカンパニーであるルーブリゾール社は上海市浦東新区に位置するビューティ研究所がオープンしたと発表した。

「中国は重要な化粧品市場で、革新活動も盛んに行われています。弊社は中国をイノベーションの促進と市場動向把握のための中心地として理解しています」とルーブリゾール社社長兼CEOのレベッカ・リーバート(Rebecca Liebert)氏は語った。

100年近い歴史を持つルーブリゾール社は、世界各地に生産拠点、販売拠点、技術関連事務所を設立し、100の国と地域に顧客を有している。我々の日常生活で使われている商品には、同社の革新的な技術が使用されている。

ルーブリゾールのパーソナルケア・ホームケア、医薬品・栄養補助食品事業のベルナルド・メデイロス(Bernardo Medeiros)副社長は、アジア初のビューティ研究所を上海に設立したのは、中国という重要な国で技術革新と開発を継続的に行うことへの揺るぎないコミットメントだと強調した。「中国は、世界で最も急速に成長しているパーソナルケアと化粧品市場であり、イノベーションにおいて重要な先導的な役割を果たしています。 最先端の技術と、中国の消費者に対する深い洞察力および中国に関する専門知識を融合させることを通して、私たちの能力が向上されて、現地とグローバル市場の両方に付加価値の高いソリューションを提供することができます」と同氏は付け加えた。

関係筋によると、ルーブリゾールのビューティ研究所は発足後、研究能力の強化に取り組み、中国、さらにはアジアの市場のニーズをしっかりと把握し、科学的意思決定を通して、次世代美容成分の研究開発をインキュベートする。そして、イノベーション主導、協力・連携などを通じて、中国及び周辺地域における革新・研究・開発のプロセスを加速させる。

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(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)

アジア初のビューティ研究所を設立したことに伴い、ルーブリゾールは、アジア太平洋地域における研究開発および研究所のネットワークをさらに拡大した。最先端の人体機能性評価装置と共同作業スペースを備えたこの施設は、スペインのバルセロナにある本社で蓄積してきた経験と実績を中国およびアジア太平洋地域への迅速な拡大を促進していく。

一方、浦東に設立されたビューティ研究所は、革新的な技術の育成基地としての役割も果たす。「中国は、多くの産業のバリューチェーンにおいて大きな規模と広範囲な存在感を有しており、技術の進歩と革新において極めて重要な役割を果たしています。上海にルーブリゾールのビューティ研究所を設立することは、中国の活気あるエコシステムとイノベーションの中心に弊社を位置づける戦略的な取組みです」とルーブリゾール・アジア太平洋地域の劉茂樹副社長は述べ、中国は世界的な技術革新の中心地となりつつある中、ルーブリゾールはこの機会を逃すまいと強調している。

また、ビューティ研究所は業界の人材育成を促進するための研修・教育活動を展開する予定。この取り組みは、ルーブリゾールの技術革新・研究とサービス能力を強化し、顧客により個別化で包括的なサポートを提供することを可能にするだけでなく、人工知能とコンピューター・ビジョン技術の巧みな融合により、消費者洞察から製品のイノベーションへの迅速かつ効率的な転換を実現できる。