240時間ビザなしトランジット政策の実施後3カ月、浦東国際空港では同政策を利用した外国人旅客が1.1万人以上
上海空港の国境検問所によると、中国の240時間ビザなしトランジット政策の実施から3カ月が経過した2025年3月17日現在、浦東国際空港の出入国審査場では合計1.1万人以上の外国人旅客が同政策を利用しており、昨年の144時間ビザなしトランジット政策の利用者より52%増加した。
2025年3月17日まで、浦東国際空港で240時間ビザなしトランジット政策を利用して入国する外国人旅客は1.1万人を超えた。(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)
浦東国際空港の出入国審査場で240時間ビザなしトランジット入国を申請した外国人旅客のうち、ロシア、米国、英国、カナダ、スウェーデンなど欧米からの入国者が大半を占め、全体の90%以上を占めた。ビザなしトランジット政策を利用した外国人旅客の半数以上が中国の複数の省・市に滞在し、ビザなしトランジット政策の緩和と最適化によってもたらされたトランジットの円滑化と観光促進という効果が徐々に顕在化した。
このため、上海空港の国境検問所は「2つの事前、1つの改善」という保障措置を打ち出し、240時間ビザなしトランジット政策を浦東国際空港の出入国審査場で効果的に実施するようサポートし、出入国旅客の円滑な通関を保障する。具体的には、以下の内容が含まれる。的確なサービス支援システムを研究開発し、旅客動態をリアルタイムで調査し、ピーク時には利用可能な検査チャネルを確保することで、旅客サービスをより効率的に提供する。航空会社による事前申告に基づき、トランジット旅客の事前検査を完了し、現地到着後の旅客検査手続きを簡素化し、検査待ち時間を短縮する。すべての検査チャネルを改善し、臨時入国許可証の印刷設備を増設する。すべてのチャネルが出入国手続きを行う機能を備え、出入国手続きの処理効率を高めるよう努める。
上海空港の国境検問所は保障措置を打ち出し、出入国旅客の円滑な通関を保障する。(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)
また、同検問所では「100人の外国語ボランティアサービスチーム」は24時間体制で、出入国旅客に多言語の通訳や政策相談などのサービスを提供し、浦東国際空港の外国人旅客向けワンストップ総合サービスセンターと共同でボランティアサービスを実施する。
報道によると、浦東国際空港の出入国審査場では現在、中国公民の出入国待ち時間を30分以内に短縮し、入国外国人旅客の通関速度を17%向上させた。
出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」