スマート特恵関税システムの運用がスタート
アップデート: 2018-08-15
このごろ、スマート特恵関税システムのスタート式とトレーニング活動が上海科技館で行われた。200社あまりの対外貿易の企業が参加したという。
スマート特恵関税システム(Smart FTAX)は上海市商務委員会の公式サイト、中国(上海)国際貿易単一窓口(ワンストップサービス)プラットフォーム、中国(上海)自由貿易試験区の公式サイトで同時に運用し始めた。
目下のところ、中国は64の国(地域)と18の区域貿易協定(16の自由貿易協定と2つの特恵貿易協定)を結んだ。特恵関税の使用範囲は広いが、ルールが複雑で、対外貿易の企業は特に中・小企業は十分にその関税を利用することができないという問題が起こっている。
Smart FTAXシステムは上海市2018貿易便利化の18の重点プロジェクトに入選された。まずは中国・オーストラリア、中国・韓国、中国・スイス、中国東盟、アジアパシフィック貿易協定といった五つのFTA特恵関税の検索サービスを提供し、来年6月は中国が署名した全部のFTAとRTA特恵関税の検索サービスを提供する予定。このシステムは上海市商務部が国家自貿区戦略を実施し、上海自貿区建設を進め、よい多国籍ビジネス環境を作り、貿易のコストを低減する重要な対策となっている。