上海自由貿易試験区が発足して四年の経済運営状況
この四年間、上海自由貿易試験区は新規登録企業が合計で4.9万社で、登録企業の月平均数は発足する前の5倍で、新規登録企業の活発度が80%を超えています。その中、内資企業は4万社近くで、外資企業は8700社ほどを占め、その割合が発足初期の5%から現在の20%近くに上っており、99%以上の新規外資企業は届出制で設立されました。また、現在まで自由貿易アカウントが累計で4.9万個が開設され、130以上の国と地域、そして2.7万の国内外の企業が関与しています。実際調達外資導入額は167億ドルで、発足する前20年間の2倍と相当します。
2017年の前半は、自由貿易試験区の輸出入額の伸びが著しく、輸出入額が6427億元で、前年同期比17.9%増で、上海市同時期の対外貿易総額の41.4%を占めております。その中、輸入額は4460.2億元で、前年同期比22.6%増で、上海市の48.1%を占めており、輸出額は1966.8億元で、前年同期比8.5%増で、上海市の31.4%を占めています。区内の人民元クロスボーダー(越境)決済は6735.8億元で、全上海市の59.87%を占めており、人民元国際化プロセスをさらに推進しました。なお、政策が実施された以来、合計で668社の企業が人民元クロスボーダープーリング業務を利用し、プーリングの収支総額が8497.7億元に上り、企業の越境決済コストを効果的に抑えました。
上海自由貿易試験区の建設は浦東新区の経済が急速かつ持続で安定な発展を牽引しています。新区の地区内総生産の成長率が連続で8%以上を保っており、実際調達外資導入額の年間成長率が37%に達しています。また、多国籍企業の本社が合計274社で、認定された外資研究開発センターが221社に上っています。「一帯一路」の建設にサービスした成果が豊かで、沿線国と契約した「対外経済進出戦略」、「外資導入戦略」のプロジェクトが合計3000を超えており、輸出入額の伸び率が22%以上を保っており、新区輸出入総額の五分の一を占めています。