上海保険交易所株式有限公司
中国(上海)自由貿易試験区初回制度革新において典型的な企業ケースサンプルまとめ——上海保険交易所株式有限公司
自由貿易試験区のビジネス環境を向上し、自由貿易区が企業にもたらしたボーナスを見せるため、2017年3月に、上海市自由貿易試験区管理委員会が初回の「制度革新十大の典型的な企業サンプル」イベントを行われ、組織委員会が組織推薦や企業自薦の形で、全区の8万社以上の企業に募集し、メディアの発表、企業の申請、実地検証、専門家委員会投票、インターネット投票などの段階で6ヶ月をわたって評価して選考した結果、初回上海自由貿易試験区「制度革新十大の典型的な企業サンプル」や六つの「制度革新サンプル企業」を選出しました。企業の種類が外国企業、国有企業および民間企業をカバーしており、上海自由貿易試験区の制度革新成果が企業をサービスしている同時に、企業が自由貿易区への建設に積極的に関与した反映です。なお、より多くの企業が自由貿易区の革新した制度に関与して利用できるように、我々は『初回中国(上海)自由貿易試験区制度革新十大の典型的な企業サンプル』ケース集を編纂し、読者の皆様に、近頃続々と世に出す予定です。
企業概要
上海保険交易所株式有限公司(以下、「上海保交所」と略す)は2015年11月に国務院により批准、設立され、2016年6月12日に正式に開所し、中国保険監督管理委員会により直接管理されている。業界のインフラとして、上海保交所は保険業界において一般大衆のニーズや保険業界の管理ニーズを念頭に置いており、保険における取引上のエクスポージャーをメインにし、保険、再保険、保険資産、保険の金融派生商品という4つの主要ビジネスプラットフォームを構築しており、様々な金融支援サービス機能を構成し、徐々に革新的で、オープンで、多段階の保険取引市場システムを形成している。
政策活用
上海自由貿易試験区の自由貿易口座など革新的な政策のおかげで、上海保交所は再保険プラットフォーム、水上運輸プラットフォーム、保険入札募集プラットフォーム、保険資本管理プラットフォームという4つの取引プラットフォームを構築し、また、上海自由貿易試験区の特定項目発展資金を利用して効果的にプラットフォーム構築の準備段階におけるコスト問題を緩和した。取引所モードを保険業に取り入れるための必要な資金が提供された。
自由貿易口座(FT口座)は企業の発展に有利。2014年6月、上海自由貿易試験区に正式に自由貿易口座の業務が開始された。銀行・証券・保険などの金融機関そして自由貿易口座を開設した企業及び個人は、越境金融ビジネスを実現するようになる分離記帳勘定業務が行われた。上海保交所をキャリヤーとする上海地域性再保険センターの発展を推進するために、上海保交所は上海自由貿易試験区で登録された金融要素市場の一つとして積極的に上海自由貿易試験区の発展を支持し、自由貿易口座(FT口座)の開設を通じて国際再保険プラットフォーム上の国内外参加者に効率的で便利な越境資金決済サービスを提供する一方で、FT口座は海外機関に自由貿易試験区とオフショア市場のルートを開通し、海外の再保険機関がFT口座を開設するように引きつけ、再保険プラットフォームが人民元を基軸通貨として決済するように優れた環境を創り出した。それは人民元の国際化を前進することに有利である。また、自由貿易口座で再保険取引の効率を向上させたことで、ある程度で両者の為替変動リスクを低減させ、再保険に革新的な越境資金決済モードを提供した。
ケースコメント
上海保険交易所株式有限公司は国務院により批准、設立された中国保険監督管理委員会により直接管理されている金融機関で、上海金融要素市場の重要な部分である。上海保険交易所株式有限公司が自由貿易口座政策にたより、国際再保険プラットフォームの国内外の参加者に効率よくて便利な越境資金決済サービスを提供しているため、国際経済貿易の発展を促進でき、リスクを分散、人民元の国際化を前進させて人民元の国際地位をさらなる向上を目指している。