投資環境
上海自貿区コーヒー取引センターは、7月6日に設立し、三年內にアジアで最も大きなコーヒー取引市場と発展することを目指す。
コーヒーは世界で原油に次ぐ第2のバルクストックとされている。中国ではコーヒー市場はまだ完全に形成されたとはいえないにもかかわらず、毎年25%以上の成長率を達成し、強い底力を持つコーヒー市場となっている。専門家は、2020年までに中国はコーヒー市場の消費額が1万億元に達し、10年內で美国を超えて最も大きなコーヒー消費市場となると予測している。
上海自貿区コーヒー取引センターは、十分に上海自貿区の金融、貿易及び政策の優位性を活かして、全国コーヒー業界の安定的成長を維持し、国內で雲南・海南のコーヒーの種植基地と提携して、販売による生産の促進という優位性の相互的補完・強強連合のモードを形成して、中国コーヒー產業の発展を加速し、またベトナムやインドネシア、ブラジル、コロンビアなど主なコーヒー產出国及び国際コーヒー業界組織と貿易企業との交流・協力を強化し、より多くの外国投資者を上海自貿区のコーヒー取引プラットフォームに誘致し、中国コーヒー取引市場を国際的なコーヒー取引市場とアジア太平洋地域の中枢市場にさせることが、目標として掲げられている。
上海自貿区コーヒー取引センターは、「コーヒー電子取引プラットフォーム」、「インターネット+」、「中国コーヒーネット」取引プラットフォーム、コーヒー金融、コーヒー基地といった五つの建設を目的とした発展モードを形成している。
その他、上海自貿区コーヒー取引センターは、今後より多くの「インターネット+サービス型」あるいは「インターネット+金融型」の小企業に起業用の資金を提供していく。
上海自貿区の越境電子商取引プラットフォームとして、「跨境通」は2013年末運営以来、「保税輸入」と「中国直郵」の2種類のモードを採用し、既に米小売大手Amazon、韓国の現代百貨、中国の1号店、大昌行など国內外で知名度が高い企業を誘致してきている。また越境電子商取引の発展を促進するために、最近は工商・税務・品質監督などの部門の支援の下で、上海自貿区の電商(電子商取引サイト)集中登録地管理は既に浦東空港綜保区で正式に実施された。目前、初歩的な実施効果が現れ、入居したクロスボーダー電子商取引企業の数が大幅に増えている。統計によると6月4日までに、既に100社の企業が集中登録申請を提出し、そのうち、46社の企業が設立され、また54社の企業が設立を計画しているという。そして「跨境通」による入居企業が合計137者達している。
次、保税区管理局は、輸入商品国別センター集中登録地管理モードを試行し、また試行結果に基づき企業集中登録地管理方法を定め、場所や参入制限、政府による購買サービスなどの内容を明らかにした。
浦東空港綜合保税区と税関・検査部門は「3つの1」通関モードを採用
最近、浦東空港綜合保税区と税関・検査部門は「1回申告・1回検査・1回通過許可」(「3つの1と略」)という通関モードを採用した。税関、検験検疫部門は区內の近鉄国際物流(中国)有限公司の輸送貨物(2項)を協同で検査して許可した。このモードは、税関手続きを簡素化し、空運のプロセスを最適化し、通関の効率を向上させ、企業のコストを削減し、さらに検査という部分だけで約3—5時間ほど短縮した。また、そのモードは有効的に浦東空港綜保区の貿易プロセスを便利化し、より良い環境を構築した。