第1回 中国国際輸入博覧会 日本製の商品が人気に
第1回 中国国際輸入博覧会(CIIE2018)が11月5日から10日にかけて上海で開かれる。
同博覧会に出展した日本企業は約450社に上り、サービス貿易、自動車、スマート・先端設備、衣類・服飾品および日用品、医療機器と医薬品・保健用品などのブロックにそれぞれ配置された。そのうち日本の衣類・服飾品と日用品の企業は70社あまり。上海自由貿易試験区網日本語網は、日本の服装と日用品の企業にスポットをあて紹介していく。
日本ブランドの化粧品や乳幼児用紙おむつ、服装などは中国人の「爆買い」の対象になっています。
日本貿易振興機構(JETRO)の紹介によると、今回の輸入博覧会における日本の「衣類・服飾品および日用品」の展示エリアに登場する製品はカバーする範囲が広く、伝統的な工芸品もあれば、科学技術力を反映した最先端の製品もある。
日本最大の日用品メーカー・花王グループの展示エリアで蒸気アイマスク、掃除用モップ、乳幼児用紙おむつなどが並んでいる。
花王の蒸気アイマスク
蒸気アイマスクをかけながら、ソファーに横になって暇な時間を楽しく快適に過ごしましょう。
掃除用モップを利用しててきぱきと部屋をきれいにすることができる。
乳幼児用紙おむつは通気性が良く、中国人消費者から大好評を博している。
(写真提供=人民中国)
まだまだありますよ。ぜひぜひここで日本の製品をじっくり体験してください。
花王グループ中国地域の中西稔最高経営責任者(CEO)は「今回の国際輸入博覧会を通して中国の方々に花王グループ及び花王グループの製品に対して信頼感と安心感を抱いていただくことを望んでいます。花王グループは13億人を超える人口を擁する中国の巨大市場を非常に重視しています。日本は、中国が開放拡大を継続し、ビジネス環境を改善するのにともなって、日本企業が中国市場でより多くのチャンスをつかまえられるようになると期待しています」と語った。
そのうえ中西稔氏によると、生活水準が向上し続けるのにともない、品質のよいヘルスケア製品への需要がますます高まっていることを背景に、花王は研究開発を絶えず進め、性能が高い新製品を続々打ち出し、日増しに高まる中国人消費者の多元的ニーズを満たすことができるという。
高島屋アジア事業部の鈴木大介部長はイベント現場で中国風の礼服を展示した。(写真提供=人民中国網)
京都の西陣織
高島屋アジア事業部の鈴木大介部長はイベント現場で中国風の礼服を展示した。鈴木部長はこの礼服は京都の西陣織の伝統的染織工芸を取り入れた、また和服の特徴と伝統的製作工芸を融合させて若い人にもふさわしいデザイン・製造の服だと詳しく紹介した。また鈴木部長は、今回の博覧会がきっかけで、より多くの中国人消費者が西陣織を代表とした日本の伝統織りと染めの工芸に関心を持つようになることを期待すると語った。
MIKIHOUSE(ミキハウス)製の赤ちゃん用の靴
MIKIHOUSE(ミキハウス)は子どもたちと家族の毎日が笑顔いっぱいに成長することで世界が明るくなるよう、高品質の乳幼児製品の研究開発に取り組んでいる。
今回MIKIHOUSE が持ってきたのは手作りの赤ちゃん用の靴です。MIKIHOUSEの勝間銀次郎氏の話ではMIKIHOUSEは現在北京、上海など13の地域に販売店を置いているものの、中国での知名度は高くないというのは事実だ。この博覧会をきっかけにより多くの中国人消費者にMIKIHOUSEの製品の良さをさらに理解し、愛用していただくことを願っている。
今治タオル
今治タオルは日本の高質タオルの代表格で、高い吸水性で「5秒ルール」(タオル片を水に浮かべたとき、5秒以内に沈み始める)という基準を満たせることで高い人気を集めている。今治タオルの中国における唯一の代理商である伊曼瑞株式会社は「桜禾美人」というブランドで今治タオルを中国市場に進出させた。伊曼瑞株式会社の総経理の張尧介氏は「中日関係は良い方向に向かっているなか、日本側は中国の市場を掘り下げて、製品の品質を絶えず向上させるべき」と話した。また同氏は「今後今治タオルがより多くの中国人家庭に入るようになることを期待している」と述べた。 (編集:DXJ)