第1回中国国際輸入博覧会の7つの展示エリアのあれこれ
第1回中国国際輸入博覧会は企業展が7つの展示エリアに分かれ、展示面積は27万平方メートルで、130カ国以上の約3000余りの企業が出展契約を結んだ。出展企業は品質に優れた製品を用意し、展示と商談を通じてビジネスチャンスをもたらし、協力を促した。
日本から輸入された水産物が来場者を惹きつけている。
◆食品・農産物エリア
この展示エリアには、百数ヶ国の企業約2千社が出展している。展示品には、乳製品、肉製品、水産物、野菜・果物、お茶などがあり、特産のヘルシーなオーガニック製品や、最先端の科学技術と組み合わせた加工品などが並んでいる。
◆服飾・アクセサリーと日常用品エリア
ダイヤ・宝石逸品館には、ポーランドの真珠会社12社が、それぞれの宝飾品を持ち込んでいる。国際琥珀協会の副会長のMariusz Gliwiński氏によると、ポーランドの琥珀の生産量は、全世界の7割を占めており、中国の琥珀消費量は世界の半分を占めている。中国の市場は、ポーランドにとって絶対に見逃せないターゲット市場だという。
◆スマート・ハイエンド装備エリア
ここではGE(ゼネラルエレクトリック)、米デュポン、米デル、三菱電機など約400社が、世界先端技術を展示する。新エネルギー装備、産業オートメーション・ロボット、宇宙技術装備など様々な出展品が並んでおり、たくさんの来場者の注目を浴びている。
◆医療器械・医薬保健エリア
ここで展示されているのは、世界最小のペースメーカー、最も薄い血圧計、もっとも速い免疫分析装置、世界初の乳幼児用MRI装置など科学技術研究開発商品。世界51ヶ国・地域の企業は約300社が出展している。
◆電子機器・家電エリア
面積が約1万平方メートルに及ぶ同エリアでは、世界15ヶ国・地区から集まった企業90社あまりは、モバイル機器・スマート家電用品、電子ゲームなど様々な分野の製品を披露している。
◆自動車エリア
ここでは、17ヶ国から68社の大手自動車企業が出展しており、それぞれの看板製品を持ち込んでいる。
◆サービス貿易エリア
ここの電子スクリーンには、秘蔵品、陶磁器、書画、青銅器など100点の故宮展示品が映っている。タッチすれば、その展示品に関する知識や紹介を閲覧することができる。これは、米グーグル社と故宮博物館が共同で打ち出した芸術・文化特別展示エリア。
このほか、同コーナーには、多くの大手企業が勢ぞろいしている。そのうち金融分野ではスタンダードチャータード銀行や華僑銀行、また会計士事務所ではデロイト・トウシュ・トーマツやプライスウォーターハウスクーパースが出展している。また、認証・検測分野では、フランスのビューローベリタスや米国のUL(米国保険業者安全試験所)など。
シリアのオリーブオイルのディーラーは自国のオリーブオイルを紹介している。
フランス化粧品大手のロレアルはその化粧品を持ち込んでいる。