多国籍企業の地域本部と研究開発センターへの授与式が行い
12月6日、多国籍企業の地域本部と研究開発センターへの授与式が上海で行われた。同式典で、30社の多国籍企業の地域本部と15社の研究開発センターが入居認定証書を授与されたという。
今回授与された30社のなか、12社は業界内のリーディングカンパニーで、例えば世界で最大規模の体外診断企業のBio Mérieux、世界で最大規模の大型定期客船企業のMSC Cruise、国際ホテルグループのInterContinental Hotels Group、世界で知名度が高い建築とエンジニアリングデザイン会社AECOM、グローバル高級品ブランドのCOACHグループ、株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)、大手玩具企業Mattel、大手香水ブランド・コティ(COTY)、世界最大のRAM(内部メモリ)生産会社のKingston会社、中国でよく知られている日本の製薬企業の小林製薬など。
授与された15社の研究開発センターはグローバルリーディング自動車部品サプライヤー会社のValeoグループ、エレベーターとエスカレーター生産商のスイスのSchindlerグループ、バイオ医薬分野の大手である再鼎医薬(上海)有限会社など。
ここ数年、上海市は重点産業の戦略的な発展とハイエンド製造業、現代的サービス業などの支柱産業の発展をめぐり、細分化された分野の大手の多国籍の会社に焦点を合わせ、投資や誘致に力を注ぎ、グローバル大手の多国籍の本社を積極的に誘致してきた。
現時点で、上海が誘致した多国籍企業の地域本部は665社に達しており、そのうちアジア太平洋における本社は85社、投資会社は360社、研究開発センターは440社、その数は全国トップに立っている。
上海は今後、国際市場における産業の新たは発展情勢に順応して、先端技術とグローバル業務を発展させ、多国籍企業の地域本部と外資による研究開発センターをさらに誘致していく。