上海市民のコメ消費が増加 日本産の米が人気
アップデート: 2019-03-13
コメ好きな上海の人々は、コメの食感や品質にこだわりがある。消費の高度化とともに、上海の人々はふっくらつやつやして、味と香りのよい輸入米、とりわけ日本米を選ぶようになってきている。
日本のコメ輸出大手・株式会社神明はこのごろ上海市で、これまでにないオリジナリティにあふれたイベントを開催した。会場には富山県産のコメで作られた様々な形の日本伝統のおにぎりとコメ料理が用意されている。コメのいい香りが漂い、見ているだけで食欲をそそるおにぎりは、来場者たちを惹きつけた。
ある来場者は試食した後、「こんなにおいしいコメなら、おかずなしでも2杯もいける」と言った。
中国は世界最大のコメ生産国であり、コメの消費量も世界一だ。
関連の統計データによると、中国のコメの消費量は日本の20倍で、日本のコメにとって中国は重要な海外市場だといえるだろう。
現在、上海における専門店、高級スーパー、ECプラットフォームなどで日本やタイからの輸入米を購入することができる。神明が発表した計画によると、2020年に中国へのコメ輸出量は2千トンに増え、25年には1万トンに上がるという。
ここ数年、中国の消費者をターゲットにした日本コメ宣伝キャンペーンを積極的に開催し、上海の一部のスーパーやレストランでは様々なイベントが開催されている。日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所も、「引き続き日本企業と提携してビジネス説明会を定期的に開催し、より多くの中国人消費者に向けて日本の農産品をアピールするイベントを実施していく」と語った。