上海自由貿易区はさらに世界金融センターとしての役割を果たし
アップデート: 2019-04-11
近年、上海自由貿易区で一連の改革が進むことに伴い、上海は益々金融センターとして機能し、世界から注目を集めている。
2019年のGFCI(Global Financial Centres Index)のランキングによると、上海が第5位で、ロンドン、中国香港などの都市との格差も縮小した。現在、上海自由貿易区陸家嘴エリアには、9か所の世界トップ10の資産管理機構、14か所の外資系企業、99か所の多国籍企業などが集まっているという。
過去一年、上海では各方面で改革が進められているとともにビジネス環境も改善されていた。そして2018年は上海にとって「ビジネス環境改革の年」と言えよう。
代表的な一例を挙げると、金融インフラの建設に関して、去年8月から構築された再保険(Reinsurance)プラットフォームが国内外の市場を緊密的に繋げ、また越境精算の効率も高めた。高効率の越境精算を実現した。
そのほか、中国初の国際的な先物として、上海の原油先物が登場してから一年だけで、取引の規模で世界3位に上がり、世界中の投資者に広く認められた。今のところ、原油先物の売上高は17.12万億元(1元は約16.5円)という。同時、上海黄金取引 所国際ボードが76の国際メンバーを誘致し、売上高も4.9万億元に至った。
以上のように、上海の金融業は規模が拡大しつつある。このような素晴らしい成果は上海自由貿易区の支援とは切り離せないだろう。上海での貿易を管理するため、上海金融裁判所が去年から設立された。同裁判所は、中小企業や投資者の正当な権益を守り、上海で公平かつ公正なビジネス環境の提供に向かって改革を進めようとしている。