未来を照らすスマートライフ体験館が開館=臨港エリア
最近、3Dプリント(付加製造技術とも呼ばれる)とAI(人工知能)技術の展示を主とするスマートライフ体験館は臨港エリア雫水湖畔で開館した。同館はスマートライフとスマート製造をテーマとし、3DプリントやAI、スマートセンサー、ナビゲーションなどの先端技術を融合させ、未来感あるスマートライフサービスを展示する。
スマートライフ体験館 写真・浦東発布
館内の3Dプリントインターアクションプログラムには食品プリント、ギフトプリント、ランププリントなど様々な種類がある。食品プリントの例を挙げると、3Dモデリングやレリーフ写真(浮き彫りのような効果を出す写真)によって、カスタードやチョコレートなどの食材を使ってオリジナルな菓子をプリントできる。料理が出来上がった後、館内のロボットウェーターMingoがいれたてのコーヒーと一緒に出してくれるという。
3Dプリント 写真・浦東発布
また館内のインターアクション型VR(バーチャル・リアリティ)システムで、フィクションのシーンを通して、体験者たちがオンライン学習と実践を行うことができる。紹介によると、書籍のスマート貸出サービスもまもなく登場。
「国内では一つの技術を体験できる場所が多いが、このようなデジタル化・情報化・スマート化を同じ場所で展示する体験館はまだ少ないと思う」とある責任者は語った。この体験館は上海付加製造(Additive Manufacturing)業イノベーションセンターの発起により建設され、専門分野の科学技術イノベーションプラットフォームとなっている。イノベーションセンターは2018年5月より、臨港エリアに進出し、技術開発や産業長期計画などに携わり、上海の付加製造業における国際交流のプラットフォームを構築し、産業集積と科学研究成果の事業化を促進してきた。イノベーションセンターの常務副主任たる吳晨濤氏は、今回の開館に伴い、私たちは体験者に未来を照らすスマートサービスやスマートライフスタイルを展示し、そしてこれからもより多くの方々がスマート製造の意味及びそれが未来の生活にもたらす可能性を深く理解するように努力すると表明した。
イノベーションセンターの展示エリア 写真・浦東発布