上海自由貿易区、制度イノベーション成果310件余りを創出
上海浦東 アップデート: 2019-09-30
9月25日に行われた「第2回中国(上海)自由貿易試験区制度イノベーション代表企業10社」記者会見で、上海自由貿易試験区管理委員会常務副主任の杭迎偉氏は、制度イノベーションは「苗圃」(小範囲で試行すること)から「森林」(大範囲で実行すること)となっていて、成果310件余りは上海から全国に、段取りよく広がっていると表明した。
上海自由貿易試験区 写真・IC
MAH(医薬品上場許可を持つ人)や「小売+外食」一体化免許などの制度は国家戦略、重要な産業と企業の課題に焦点をあて、效率よく質の高い発展の原動力となっている、と同氏は付け加えた。これらの制度はまた、経済主体の活躍をもたらし、区の発展の競争力を向上させた。自由貿易試験区の設立から6年、区内の新設企業数は以前20年間の1.6倍となり、新設外資系企業の割合は5%から20%まで上ったという。
浦東は現在新しい出発点で改革開放を推進し、今後7年以内にGDP2万億元を突破することを目指している。「より多くの企業が制度イノベーションを行い、高度な経済成長に助力してほしい」と杭迎偉氏は語った。
上海自由貿易試験は次に、金融業、現代サービス業、製造業などの分野で良いイノベーションプロジェクトを展開し、オフショ経済、国際資産運用、越境ECなどの発展を支援するという。