臨港新片区、産業の発展促進に関する「1+4」政策を打ち出し 重要なバイオ医薬プロジェクト15件に調印
10月18日、中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区管理委員会は産業の発展促進に関する若干の政策16か条および集積回路、AI(人工知能)、バイオ医薬、航空宇宙という4産業の発展をめぐる支援措置40か条を打ち出すと発表した。臨港新片区は科学技術イノベーションと産業融合を推進し、エリア内の産業を全面的にレベルアップさせ、重要コア技術の開発に携わる世界レベルの先端産業を集積させ、グローバル市場競争力のある開放型システムを構築しようという。また、同日には重要なバイオ医薬プロジェクト15件が調印され、関連の投資額は70億元(1元は約15.3円)を超えた。
臨港新片区 写真・IC
臨港新片区産業の発展促進に関する若干の政策
集積回路、AI、バイオ医薬、航空宇宙という4産業に焦点を当て、全面的に支援する。次世代情報技術、先端設備製造、IoV(クルマのインターネット)、新材料、新エネルギー、省エネ・エコなどの戦略的な新興産業分野における重要なプロジェクトを支援する。国家あるいは上海市による設置されるプロジェクトと特別出資事項を支援する。主に16か条がある。
重要なコア技術と製品の突破:「重要なコア技術に関する研究開発プロジェクトを支援する」、「重要な技術・設備あるいは核心部品の開発を支援する」、「エリア内企業の研究開発と製品・サービスの買い付けを支援する」という3つの方面を含む。
産業建設とレベルアップ:「戦略的な新興産業のプロジェクト推進を支援する」、「スマート化、情報化建設を支援する」、「技術革新を支援する」、「省エネ・エコを支援する」、「重要な特別プロジェクトを支援する」という5つの方面を含む。
自主イノベーション能力向上:「先端技術に携わる企業を認定・奨励する」、「『科技小巨人』の育成を支援する」、「基準の策定における企業の主導あるいは参入を支援する」、「知的財産権保護の利便化と奨励制度を推進する」という4つの方面を含む。
産業イノベーションと環境建設:「機能型のプラットフォームの建設を支援する」、「各種のイノベーションキャリヤの建設を支援する」、「業界協会と産業連盟の建設を支援する」、「イノベーション資源の集積とイノベーション創業に関する活動を支援する」という4つの方面を含む。