上海、ビジネス環境改善への取り組みを推進
上海浦東 アップデート: 2019-10-30
写真・視覚中国
国務院が23日、「ビジネス環境改善条例」を公布した。それに対し、上海市はこのほどビジネス環境改善に関する記者会見を行った。市委常委、常務副市長の陳寅氏は、上海は絶えずビジネス環境を改善し、経済成長を促進していくと表明した。
上海はこれから、ビジネス環境改善計画3.0を制定する。この計画は主の内容は以下の三つである。一、開放によって改革を促進し、ビジネス環境のグローバル化をレベルアップさせる。二、「オンライン・ワンストップ」サービスを実施し、政府のサービス效率向上を実現する。三、「企業サービスクラウド」を打ち出し、企業の創業期から衰退期までという周期サイクルをカバーするサービスシステムを構築する。
上海は2017年にビジネス環境改善の3年計画を制定した。2018年まで関連分野における不足を大幅に改善し、一部のビジネス環境評価指標が国際的な高いレベルに達すること、2020年まで各分野におけるビジネス環境利便性が世界一流となり、市場化・国際化・法治化を実現し、活力のある效率高い開放的なビジネス環境を作り上げることなどの目標があげられた。世界銀行が今年発表したビジネス環境評価ランキングによると、上海は評価指標10項目のうち、8項目が世界上位60位、5項目が世界上位30位とり、ビジネス環境は全面的に改善されたという。
「上海は今後政策の実施を重視する。例えば、建築許可申請についてローリスクのプロジェクトから投資プロジェクトまで順序よく批准する」と陳寅氏は強調した。「良いビジネス環境すなわち生産力である。政府による市場への干渉ではなく、各種企業の自主的な参入はより平穏かつ效率的だ」