日中イノベーション投資フォーラムが上海にて開催 日本市場に商機
上海浦東 アップデート: 2019-12-12
10日、上海・イノベーション分野対日投資フォーラムが上海にて開催された。日中両国からの十数名のゲストは日中イノベーションの生態圏や産学研提携、日中企業協力の可能性などの議題に対して交流・討論を行った。
2017年、中国大陸による日本に対する直接投資の資金フローは1080億円(ネッティング額)に達し、初めて千億円を突破し、過去最高を記録した。日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所の小栗道明所長は「日中にとって、新時代の更なる発展を実現するには、イノベーション分野での協力は欠かせない」と指摘し、「イノベーション分野での日中協力を通して、中国イノベーション企業の対日投資を促進する」ことに期待を寄せた。
上海新世界信息産業股フン有限公司の徐穎総経理は企業代表としてフォーラムに参加した。日本人の友達から、上海蟹(チュウゴクモクズガニ)は日本でも人気があることを知り、徐穎総経理は自社の日本進出を考え始めた。「日本貿易振興機構が構築したプラットフォームを活用し日中産業連動のネットワークを作り、日中の経済発展にポジティブな影響をもたらすだろう」
上海蟹 写真・Sipa
また日中投資の発展方向について、虎門中央法律事務所の陳軼平弁護士は次のように話した。2019年から2021年まで、日本の政治環境は比較的に安定だろう。ゆえに、日中双方向投資は加速し続け、ゴールデンタイムを迎えることが予測される。特に中国企業に対し、今の日本市場にはかつてない商機が秘めている。