上海張江、「科学の扉」プロジェクトをスタート 世界一流な科学都市を建設
上海浦東 アップデート: 2019-12-26
高さ320メートルの超高層ビル2棟で構成する、投資総額142億元(1元は約15.7円)のプロジェクト「科学の扉」は24日、上海張江国家科学センターにおいて発足した。これをもって、上海張江は世界一流な科学都市を建設していくという。
「科学の扉」のイメージ図 写真・上海市人民政府
2017年7月、張江科学城(張江ハイテク産業開発区)は上海市政府の許可を得て建設に取り掛かり、73件のプロジェクトをスタートした。「科学の扉」を含め、今回は投資総額768億元に達する新しいプロジェクト53件を発表した。
「ビジネス、商業、住宅、文化スポーツなど様々な機能を備えた、張江科学城のランドマークとして建設するのだ」と上海市科学イノベーション弁公室の吳強専門職副主任は「科学の扉」プロジェクトについて伝えた。
張江は「科学の扉」のほか、集積回路やAI(人工知能)、バイオ医薬など様々なプロジェクトを立ち上げ、イノベーションを加速させようとしている。「張江にとって、これらのプロジェクトは『開発区』から『都市』への転換を促し、コア技術イノベーション創出に助力し、国際競争力を向上させていく」と専門家たちはこう話した。