上海科創中心税関、研究開発機構ホワイトリスト制度イニシアチブを発足
上海浦東 アップデート: 2020-01-02
上海税関はこのほど、上海の科学イノベーション創出を支援するため、通関や保税に関する新しい措置を打ち出した。
上海税関 写真・Sipa
上海科創中心(上海科学イノベーションセンター)の詹慶華税関長は新措置について紹介した。「バイオ医薬や集積回路などの特別な産業を対象に、貨物輸入通関手続きを簡素化する措置を打ち出した。うちイニシアチブも多くて、例えば科学イノベーションに携わる機構や研究開発用品に対する認証制度がある」
また普通貨物と区別し、研究開発用品の通関に便利をもたらすため、上海科創中心税関は研究開発機構ホワイトリスト制度イニシアチブを発足させた。この制度に基づき、上海科創中心税関は上海税関のクロスボーダー取引ビッグデータプラットフォームを利用して、一定の条件を満たす「ホワイトリスト機構」に対してより低い割合で抽出検査を行っていく。
輸入研究開発用品の安全性を確保するため、上海科創中心税関は貨物輸入から製品生産・輸出までの全フルプロセスの監督管理を実施し、IoT(モノのインターネット)やQRコードなどの技術を利用してトレーサビリティの確保するよう努力していくという。