テスラ上海工場製「モデル3」が納車
上海浦東 アップデート: 2020-01-03
電気自動車(EV)メーカー、米テスラは30日、竣工1年未満の上海工場で製造した「モデル3」車の納車を開始した。そこで生産される最初の15台がテスラの販売や技術担当者などに届いたという。
写真・Sipa
「上海工場がこのようにはやく竣工し、操業を開始したには中国政府と上海市政府の支援が欠かせないと思います」とテスラ中国の王昊総経理は話した。テスラ上海工場は現在、毎日280台の自動車を生産し、その生産能力はさらに上がるという。なおテスラ中国は2020年末の自動車完全国産化を見込んでいる。
世界最大のEV市場である中国に攻勢を強めるテスラは、上海に巨費を投じて中国初の外商独資自動車生産工場を新設した。同社は来年1月から、注文した客に中国製自動車を納車する予定。
俯瞰するテスラ上海工場 写真・Sipa