上海市委書記「『テスラスピード』が常態化する『上海スピード』を出す」
上海浦東 アップデート: 2020-01-10
米テスラ上海工場の着工1周年に際し、中国製テスラ「モデルY」車プロジェクトは7日に発足した。テスラ上海工場製「モデル3」車の第一陣も同日、注文した客に納車された。プロジェクト発足式に出席した李強市委書記は「ビジネス環境はベストではなくベターを目指すものだ。私たちはテスラの件をビジネス環境最適化の範例として、『テスラスピード』が常態化する『上海スピード』を出し、上海における各企業の業務展開に効率がより高いより優れたサービスを提供することに取り組んでいく」
テスラ上海工場は中国初の外商独資自動車組み立て工場プロジェクトであり、テスラが海外において設置した初のギガファクトリーでもある。当該プロジェクトは2018年7月に調印され、2019年1月に着工し、同年12月に現地生産された「モデル3」車の納車を開始した。わずか1年未満で巨大な工場を完成させて納車を開始したスピードは世界を驚かせた。
プロジェクト発足式が終了後、李強上海市委書記は上海工場を見学し、テスラのイーロン・マスクCEOと会見した。李強上海市委書記はまず、テスラが上海で取得した目覚しい成績を祝した。これからの協力について、李強上海市委書記は上海が双方の新たな提携と突破を期待し、テスラのプロジェクト推進を全面的に支援しようとしていると伝えた。それに対し、イーロン・マスクCEOは、このような成果を遂げたのはテスラと上海市の協力が欠かせなくて、テスラは今後引き続き上海を拠点として中国事業を展開していくと話した。
テスラ上海工場は電気自動車(EV)の研究開発・製造・販売を携わる企業である。今回発足したプロジェクトはテスラのSUV車である「モデルY」の生産を進めるという。