陸家嘴、グローバル世界トップのフィンテック生態系へ
上海浦東 アップデート: 2020-02-15
写真・Sipa
「陸家嘴がフィンテック分野のイノベーション創出や創業を重視し、5年も前に陸家嘴金融科技産業園(陸家嘴フィンテック産業園)を設置し、全国初のフィンテックと直接関連する分野のインキュベーター・アクセラレーターを発足させ、入居企業のうち複数が『フィンテック100』(Global Leading Fintech100)や『中国フィンテック企業トップ50』(China Leading Fintech50)に選ばれた」。先月15日に行われた記者会見に出席した上海自由貿易試験区陸家嘴管理局の任凱鋒副局長が今回発表された「実施案」(「上海におけるフィンテックセンター建設の加速に関する実施案」について説明した。「陸家嘴金融城が陸家嘴金融科技(フィンテック)協会の成立をアピールし、各分野の資源を統合し、フィンテック分野のイノベーション創出や創業をさらに支援していく」
陸家嘴はこれから、世界最高水準を目指し、世界トップのフィンテック生態系を作っていく。陸家嘴には現在、中国建設銀行や中国銀行という国有銀行が設置したフィンテック子会社、中債登(中国中央国債登記結算有限責任公司、CDC)など、金融市場・インフラ分野に携わるテクノロジー企業、支付寶(アリペイ)をはじめとする決済大手、瑞穂など、海外の金融機関が設置したフィンテック企業が入居している。