スターバックス、中国での発展を楽観視
china-shftz.gov.cn アップデート: 2020-02-29
先月31日まで、スターバックス中国は大陸での半数以上の店舗を営業中止させた。全国で店舗数が最も多い上海では、主要商圏にある1店舗か2店舗だけが営業し、デリバリーサービスの「専星送」を提供している。
上海のあるスターバックスの店員たち(取材対象者より提供された写真)
上海徐家滙商圏の国貿滙店では、店長の花花さんが午前10時から午後6時まで働いてきた。「1時間ごとに消毒作業を行い、お客様が退店した時もテーブルや椅子などを消毒します。ほかに入り口では体温検査と予防衛生ガイダンスを行います」
体温検査を行っていたスターバックスの店員 写真・新華社
「来店者数は例年より少ないですが、我々は閉店後でも半径1から2キロ圏内のデリバリー注文を受けています。疫病予防対策とお客様へのサービス、両方を良くしようと思っています」と花花さんが伝えた。
「中国での長期的な発展に対し、我々はポジティブな意見を持っている」と米シアトルにいた、スターバックスのケビン・ジョンソンCEOが中国に関心を寄せていた。ケビンCEOは2020会計年度第1四半期業績のアナリスト会議で、中国に広がる新型肺炎について言及し、「店員と顧客のヘルスケアへの関心」や「現地の疫病予防・コントロール対策への支援」を提案した。
また、スターバックスのパトリック・グリスマーCFOも中国市場の発展の見通しが明るいと信じていた。「なにせよ、我々は今の状況から、業務への影響が一時的なものだと見込んでいる」