臨港新片区、クロスボーダー人民元決済業務に関する新政策を試行
china-shftz.gov.cn アップデート: 2020-02-29
写真・Sipa
27日、上海市銀行外国為替とクロスボーダー人民元業務自律メカニズムは「臨港新片区内優良企業向けクロスボーダー人民元決済の利便化改革案(試行)」を発表した。同日、中国銀行上海支店は複数の優良企業にクロスボーダー人民元決済の利便化サービスを提供した。
当該「改革案」は、中国人民銀行(中央銀行)、銀保監会(中国銀行保険監督管理委員会)、証監会(中国証券監督管理委員会)、外滙局(国家外貨管理局)及び上海市政府がこのほど発表した「上海における国際金融センター建設の更なる加速と長江デルタ地域一体化発展への金融支援に関する意見」に基づき、投資と貿易の自由化・利便化を促すために策定されたものである。臨港新片区内の優良企業を対象とし、クロスボーダー人民元決済業務を試行的に行うという。
昂旭(上海)貿易有限公司は第一陣の新政策適用企業として選ばれた。同社の海外の株主は臨港新片区の発展を楽観視し、去年区内で新会社を設立し、中国での業務展開を加速した。「改革案」によると、企業が用途証明書の提出は不要で、直接に人民元資本金専用アカウントから資金調達できる。資本金振込は簡単かつ迅速に済ませられるようになった、と昂旭のある責任者は伝えた。