上海初の5G産業園が浦東金橋に
上海浦東 アップデート: 2020-03-18
上海初の5G産業園、金橋5G産業生態園が12日に開園した。5Gフルカバーを実現し、5G生産・研究に必要な全ての条件を備えた産業園である。当日行われた開園式で、42の企業や重点プロジェクトが調印・入居し、その投資総額は130億人民元(約2000億円)に達した。
夕日が沈む金橋エリア 写真・VCG
イノベーションプラットフォーム、研究開発センター、企業地域統括本部、投資ファンドなどにわたるこれらの企業や重点プロジェクトは、「5G+未来の車」、「5G+スマート製造」、「5G+港のデジタル化」という3大の先端産業に焦点を当てている。
陸家嘴、外高橋、張江と共に上海浦東開発開放の4大の代表的なエリアと呼ばれる金橋は去年初、5G商用化をきっかけに5G産業集積地構築に向けた計画を立てた。金橋5G産業生態園には現在、華為5Gイノベーションセンターをはじめとする「4大対外開放のプラットフォーム」や他の関連企業が集まり、5Gを活用した各分野を手がける。
「5G成功の鍵はテクノロジーの実用化です」。華為技術有限公司の董剛上海代表によると、スマート製造、自動車製造、都市管理など、5Gテクノロジーが活用できる産業は金橋で発展の土台を築いている。一方、金橋にとって5Gテクノロジーの導入はエリア内企業のモデル転換・アップグレードに必要な助力にもなる。
写真・VCG
また開園式で、上海汽車(集団)・聯創汽車電子有限公司のイノベーションセンターが着工された。聯創の芦勇総経理は今回のイノベーションセンター建設を通して、上海汽車はパートナーを増やし5Gシステムが搭載された自動車の産業化を加速させていくと伝えた。