万博エリア、建設工事の再開率が9割近くに
上海浦東 アップデート: 2020-03-26
新型肺炎の影響を受け、各種建設工事の工期短縮が余儀なくされた。それに伴い、万博エリアの工事現場では最近、忙しい光景が見られている。
俯瞰する万博エリア 写真・VCG
19日午後、記者は万博大通をはじめとする万博文化公園付近の4つの幹線道路を改築する「万博文化公園市政道路関連工程プロジェクト」の現場を訪ねた。機械の音の中で、従業員はそれぞれ仕事を急いでいる様子だった。プロジェクト管理者の陳濤氏によると、工事は9日に再開し、現在は土台敷き作業中で、現場の従業員はおよそ140人だ。
今年12月まで主体工事を終わらせ、来年4月に開通する予定で、1か月ほど工期を短縮しなければならないという状況だが、「ウイルス対策と工事推進を両立する自信と能力があります」と陳氏。
そのほか、上鋼コミュニティ11-3号地の賃貸住宅プロジェクトも再開した。「建設工事再開後、現場の従業員数を増やし、ウイルスによる工期への影響を最小限に抑えます」とプロジェクトマネージャーの聶敬国氏は伝えた。当該プロジェクトの建築面積は16万平方メートルに達し、建設中の住宅は3000戸を超えるという。
ある施工中の建設工事現場 写真・VCG
上海自由貿易試験区万博管理局によると、現在万博エリアにある施工中の建設工事は28件で、そのうち25件は17日まで建設を再開し、その再開率は9割近くだ。