サムズクラブがまた1店舗 中国市場への投資を加速する外資系小売業者
上海浦東 アップデート: 2020-03-31
この度、米ウォルマートの会員制スーパーマーケット、サムズクラブは上海外高橋で新しいフラグシップショップを設置すると発表した。新店舗はサムズクラブの上海における3号店で、来年に営業を開始する見込みだ。
写真・中国上海自由貿易試験区
フラグシップショップとして、新店舗はサムズクラブの中国国内での最も大きな単体建築物となり、その延べ面積は約7万平方メートルに達する。ショッピングのほか、来店の会員に飲食や娯楽など、様々なハイクオリティのサービスを提供できるという。
写真・中国上海自由貿易試験区
中国は1996年に初のサムズクラブ店舗を迎えた。現時点まで、サムズクラブはすでに26店舗を設置し、中国で出店攻勢をかけてきた。サムズクラブ中国業務総裁のAndrew Miles氏は来年末まで店舗総数を40~45店に増やすと伝えた。
上海商務委員会によると、上海で地域統括本部を設置した外資系流通企業は20社を超えている。うち世界中で4000店のカフェを構えるTim Hortonsの中国提携先、天好(中国)投資有限公司は去年上海で地域統括本部を設置し、今後10年中国で1500店以上のカフェを出店する計画を披露した。
そのほか、去年上海で初の中国店舗を出店したコストコは2号店が浦東、3号店が蘇州に立地すると発表し、中国市場への投資を加速する姿勢を示した。