陸家嘴金融城、ビルエコノミー倍増計画を発表 2025年まで実現
陸家嘴 写真・VCG
23日行われた陸家嘴ビル経済倍増発展促進大会では、陸家嘴管理局が「陸家嘴ビルエコノミー倍増発展行動計画」(以下、「計画」と略す)を発表し、政策、人材、資源、文化などの分野に立脚し、金融城としての総合的優位性を活かし、ビルや企業に情報、政策、金融、法律、財務などのサービスを提供し、2025年まで陸家嘴のビルエコノミー倍増戦略目標に向かって努力すると伝えた。2019年度、陸家嘴において納税額1億元以上のビルが102棟、その内、30棟の納税額は10億元以上、4棟は50億元以上だった。
「計画」はビル、企業、公衆管理部門・機関間の生態系をつくり、ビルエコノミーの質の高い発展を促すことを趣旨とし、9つの方面から措置を打ち出した。例えば、「租税連動」という措置を例にすると、陸家嘴管理局はビルサービスの管理責任者を指定し、ビルのテナント募集を協力し、重点プロジェクトに無料の工商・税務コンサルティングサービスを提供する。
ビルエコノミーの成長には本部企業や大手企業の集積が欠かせない。今年、グローバル統括本部を陸家嘴に設置したスーパー業者、「盒馬」はオフィスをも陸家嘴に移転させた。陸家嘴は執事のように全面的なサービスを提供し、積極的に企業のニーズに対応し、ビジネス環境絶えずに向上させ、わたしたちの発展を加速した、と「盒馬」のある責任者は話した。
新ビル建設のほか、陸家嘴管理局は現存ビルの管理をも重視している。李凌・CBRE中国部総裁は「陸家嘴は上海の最も代表的な最大規模ビジネス区域であり、新しい資本や運営者を導入し、現存ビルの活力を再び引き出し、これは陸家嘴ビジネス区域の競争力を維持する重要な一策だ」と指摘した。「計画」には、都市再生や不動産管理向上などに関する措置も盛り込まれたという。