陸家嘴、都市末端党組織建設の改善へ
陸家嘴 写真・VCG
浦東開発開放の歩みを追随し、陸家嘴は過去30年間で大きく変貌した。しかし、超高層ビルやハイエンドコミュニティが随所に見られるが、老朽家屋・団地も散在している。こういう状態に応じ、陸家嘴街道党工委はリーダーとしての役割を果たし、「みんなによるまちづくり、みんなのためのまちづくり」という方針を掲げ、末端党組織建設の新しい局面を切り開き、エリア内の医療、文化、建設など各分野において共同の発展を促した。
上海センター、上海グローバル金融センターなどの重要な建設工事を担当した上海建工集団は、党員ボランティアチームを結成し、陸家嘴街道の住宅団地において家屋老化、水道・電気修理需要高まり、不動産管理サービス欠如などの問題の解決に向けて活動し、住民のための「コミュニティ執事」のようだといわれる。上海建工集団党委のある責任者によると、このようなチームを結成したには陸家嘴街道の党組織建設パターンが欠かせない。「わたくしたちのチームは専門知識を活かし、住民の皆さんに家屋・建築物に関するコンサルティング、メンテナンス、修理などのサービスを無償で提供し、500以上の世帯のために動き回ってきました」。
2016年に設置された上海観復博物館は陸家嘴の「新入りメンバー」だ。館長アシスタントの費碧璇氏は、近年の努力を通して、博物館は引き続き豊富な伝統的文化活動開催を主とし、政府機関、街道コミュニティ、学校などとの協力を深め、資源共有でウィンウィン関係を築くと伝えた。
このような党組織建設をさらに改善するため、陸家嘴街道は6月30日に陸家嘴街道区域化党組織建設連席会議を開いた。会議に出席した凌軍芬・陸家嘴街道党工委書記は、「今回の会議の趣旨は、一人一人が責任を担い合い、利益を享受し合う社会治理共同体を作り、美しい陸家嘴を建設し、新しい時代の『都市、生活を豊かにする』新篇章を奏でることです」と指摘した。