張江中区、上海人工知能集積区の建設へ
写真・浦東発布
張江人工知能島を土台とし、科学城の「コア・エリア」、張江中区は上海の人工知能集積区を建設すると決定した。張江集団は1日に行われた浦東新区人工知能産業発展に関する記者会見で、都市の未来像実現に向けた人工知能産業生態系を大きく構築すると披露した。「張江には、『島から区へ』転換する条件と土台が整っています。張江人工知能島の産業・イノベーション創出生態は中区に拡大し、中区を都市における様々なシーンを実現するための実践区とします」と張江集団董事長の袁濤氏は伝えた。
2018年4月、張江集団は人工知能島を設置し、業界大手企業、イノベーション企業・機構の集積を実現したとともに、周辺の産業構造転換を促してきた。2年の発展を経て、敷地面積が6.6万平方メートルに達したこの人工知能島は、人工知能分野における先頭を切る企業を多く集め、「産学研用投」を結びついた産業チェーンの構築を実現した。先月、マイクロソフトのAI・IoT実験室との協力で、張江は「AI人材育成計画」を打ち出した。マイクロソフトAI担当のある責任者によると、マイクロソフトは張江人工知能島に入居して1年以来、テクノロジー支援だけではなく、多方面からイノベーション企業の成長を支えてきた。
また、張江人工知能島は上海第一陣の「AI+パーク」活用シーンとして、上海人工知能イノベーション応用先導区の建設に取り組み、張江中区で人工知能集積を建設する土台をしっかり整えた。そして張江集団は今回、中区で研究開発、ビジネス応用、交流展示などの役割を果たす人工知能産業生態系を構築しながら、大都市の未来像を展示し、スマート・シティを実現するための技術を発展させるると披露した。張江中区には、上海科技大学をはじめとする大学群、インキュベーター・アクセラレーターが集積した国際イノベーション港、政府主導で設置された人材港と、建設中の都市サブセンター、張江「科学の扉」があるという。