越境EC、爆発的な成長へ=保税エリア
写真・VCG
上海市が発表したデータによると、今年上半期、上海自由貿易試験区・保税エリアの越境EC注文数は630万点以上で、前年同期比37.75%増だった。全市に占める割合は40%から42.75%まで伸びた。取引総額は19.6億元を超え、前年同期比58.15%増で、全市の50.73%を占めた。
外高橋保税区、物流パーク、空港総合保税区の越境ECが爆発的な成長を遂げ、多種類の輸出入モデルを応用して前向きの姿勢を示した。特に今年は新型コロナ感染症が突発し、オンライン買い物で感染のリスクを避けることができる背景の下、越境ECは更に成長したと保税区管理局は伝えた。
空港総合保税区の生活・レジャー消費品貿易に携わるEC業者、雲果テクノロジーは今年1~6月期、ペットフードをはじめとする消費品の輸入注文数は93万点以上で、前期比684.27%増だった。取引総額は前期比810.09%増の4億元に達した。
上海第一陣の越境ECモデルパークに選ばれた外高橋保税物流パークは去年、中国大手ECサイト、京東のプロジェクトを迎えてから、その牽引作用で越境ECの素晴らしい成長を見せた。今年6月1日~20日行われた京東のキャンペーンは、注文数が計75万点、売上高は約1億元だったという。
2013年、上海自由貿易試験区が発足以来、保税エリアは率先して越境ECのモデル事業を展開し、「対外貿易+インターネット」とのパターンを模索し、制度上の突破をも急いだ。これから、保税区管理局は越境ECの多元化成長を促し、越境業務において様々な機能を発揮して、クライアントに越境サプライチェーンのサービスを提供する。その同時、保税区はEC業界に決済・物流・運営・通関・融資などのサービスを提供できる機構を育て、越境ECの生態系構築を不断に改善し、越境EC産業のレベルアップに原動力を注ぐ。