4年間で2300件のプロジェクトを誘致 海外人材がなぜ浦東に?
写真・浦東発布
8月24日、世界中のイノベーション・起業者の盛会である2020海外人材上海自由貿易試験区クラウド+イノベーションカンファレンスが浦東において開催された。
新型コロナの影響を受けたにもかかわらず、今回のイベントは大人気を博し、29の国や地域からの622件のプロジェクトが申し込んだ。イノベーションカンファレンスは2016年から4回も開催し、ヨーロッパやアジア太平洋地域の30以上の国や地域からの2300件近くのプロジェクトを引きつけ、数多くの海外人材を誘致した。
今回のイベントは、オフショア拠点建設をさらに推進し、より多くの海外起業者を誘致し、上海自由貿易試験区において関連産業のコア競争力を上げることを趣旨とし、開会式で、イギリス・アメリカ・オーストリアからの3件プロジェクトにの入居意向の調印が行われた。オーストリアチームの共同起業者である王国棟博士はプロジェクトの立地を張江に選定した。「張江は全国においても半導体産業が最も進んだエリアだ。わたしのチームの中の8割が国際人材で、自由貿易試験区に外国籍人材向けの利便化措置や産業環境があるから、浦東で起業すると決めた」と王博士。
中国(上海)自由貿易試験区海外人材オフショアイノベーション・起業基地は中国科学協会と上海市の重要な協力プロジェクトであり、上海市科学協会と浦東新区の共同建設により、国内に設立されたオフショア拠点第一陣の1つでもある。当日、このオフショア拠点は2つの「協力スペース」、張江インキュベーターとアイデアラボラトリを新設すると発表した。アイデアラボラトリの李文廷総経理は「今年以来、海外プロジェクトが中国進出に対する情熱が変わっていない。拠点に入居すると、自由貿易試験区の利便化措置がそれらプロジェクトの中国市場参入を加速する」と指摘した。
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