サービス貿易輸出入規模が拡大中=浦東
2020年中国国際サービス貿易交易会の会場にあったC919大型旅客機の模型 写真・浦東時報
商務部と北京市政府の主催により、「グローバルサービス・互恵共有」をテーマとした2020年中国国際サービス貿易交易会(略称「服貿会」)が9月4日に幕開けを迎えた。5日、浦東は上海展示エリアにおいてサービス貿易モデル事業実施拠点のプロモーション会を行い、浦東はサービス貿易において強みをもち、新しい発展のチャンスに溢れる場所だとアピールした。サービス貿易モデル事業実施拠点の陸家嘴金融城、上海浦東ソフトウェアパーク、国家対外文化貿易拠点、上海張江バイオ医薬拠点が紹介された。
近年は、上海のサービス貿易輸出入が全国一位の規模を誇っている。全国改革開放の最前線と窓口といわれる浦東は上海自由貿易試験区の建設を中心に国家政策を踏み込んで実施し、サービス業の更なる開放を全面的に推し進めている。上海においてサービス貿易を重点的に発展させるエリアとして、2019年、浦東のサービス貿易輸出入規模は871.57億ドル、市全体の約半分を占めた。2010年からの10年間その年間増加率は約10%という。運輸、観光、管理・コンサルティングという3つの業界は浦東のサービス貿易輸出入を支える「3大エンジン」といわれる。また、通信、建築、保険などのサービス業の輸出入額も大幅に増加ている。
その同時、上海自由貿易試験区の発足から7年を経て、投資・貿易・金融・事前事後監督管理などの分野で一連の改革を試行的に実施してきた。初めての外商投資ネガティブリストとサービス貿易ネガティブリストが発表され、サービスの対外開放は絶えずに拡大し、300件以上の制度革新成果は上海ないし全国へ複製・押し広められ、長江デルタ地域、「一帯一路」共同建設にますます重要な役割を果たすという。
これから、浦東は新時代に与えられた新たな使命を担い、よりハイレベルの対外開放を堅持し、区内企業に最適な投資・貿易環境を提供する。