中国開発区の発展パターン転換に手本を示す金橋
写真・中国経済週刊
9月23日、金橋開発区発足30周年記念展が開催され、上海自由貿易試験区金橋管理局長、金橋管理委員会主任の楊曄氏は「今回の展示会は金橋開発・建設30年間の歩みを振り返ってまとめた。30歳となった金橋は素晴らしい時期を迎える。金橋の将来の開発・建設に携わる者として、わたしたちは新しい歴史的使命を担って新しい出発点で新しい道を歩み、新しい突破と輝きを実現させていく」と語った。
1990年4月、党中央、国務院により浦東開発・開放が批准され、9月、上海金橋輸出加工区開発公司が発足し、金橋は浦東最初の開発区の1つで、国務院の批准を得て全国初の「輸出加工区」と名付けされた国家レベルの開発区となった。2012年、上海金橋輸出加工区は上海金橋経済技術開発区と名を変更し、その総面積は40.38平方キロメートルに達した。2014年12月、金橋開発区の一部が中国(上海)自由貿易試験区のエリア拡大範囲内とされた。2019年11月、上海金橋輸出加工区・南エリアは金橋総合保税区として認定され、2020年4月に正式的に発足した。
30年間、金橋開発区の工業総生産は計3.46兆元で、浦東新区の1/4、上海の工業経済規模の1/15を占めた。外商投資総額は268.11億ドル、登録企業数は1.3万社以上に達した。金橋は終始一貫してイノベーション駆動、質の高い発展を堅持し、産業発展パターン転換・アップグレード、産業・都市融合を促進し、時代とともに進んできたという。
目下、金橋はハイテク企業175社、多国籍企業地域統括会社30社、上場企業12社を有し、フォーチュン・グローバル500社は金橋で46社を設立した。通信産業を発展させ、5G商業化の波に乗ろうとした金橋は5G産業生態パークを建設し、5G技術で様々な分野に原動力を注ぎ、5G応用産業イノベーション発展の「高地」と5G人材・資源の集積地をつくっていく。
「上海市都市計画全体案(2017~2035年)」によると、金橋は上海のサブ都心として、グローバル影響力を有し、イノベーション・インテリジェント製造業が集まり、総合サービスが完備し、国際的な魅力がある中心地を目指す。