アリババ、上海と戦略協力 3つの地域統括会社と3つのセンターが上海に
写真・中国新聞網
9日、アリババ・グループ、アリババ系のアント・グループと上海市政府が戦略協力協議に署名した。これは2者間の3回目の戦略協力(第1回は2015年、第2回は2018年)で、協議によると、アリババ・アントは3つの地域統括会社と3つのセンターを上海に設置し、質の高い発展を推進し、ハイクオリティの生活に奉仕し、上海のオンライン新経済成長に助力する。
上海は活気にあふれる都市、イノベーション創出の都市であり、企業の活躍を後押しできる能力を有している。アリババ・グループの張勇取締役会長兼CEOは当日、「アリババのますます多くの業務は上海で発足し、上海に生まれ、『無」から『有』になる。上海と共に、この素晴らしい土地で発展・成長しよう願っている』と述べた。
特筆すべきのは、アリババのアリペイ、「盒馬」、「本地生活」という3つの地域統括会社と、アリババ上海R&Dセンター、「新小売」センター、アントテクノロジーセンターという3つのセンターが上海に発足することだ。この3つの地域統括会社とセンターはアリババ生態系の中で重要な役割を果たしているという。
アリババ・上海のこれまでの戦略協力に基づき、今回は全面的・広範・高度な協力に向けている。今後3年間、アリババ・グループ、アント・グループはインターネット、デジタル新インフラ、フィンテック、クロスボーダーサービスなどの分野で複数のプロジェクトを立ち上げ、上海と共に成長し、上海のグローバル資源配分、テクノロジー・イノベーション策源地、先端産業の牽引、開放のハブという4つの役割を強化させる。
「アリババ20年間の発展のキーワードはデジタル化である。今回の戦略協力協議を新たな出発点とし、これからもデジタル化発展の機会をしっかりと掴めなければならない」と張勇CEO。