陸家嘴、融資・賃貸産業の中心地建設へ
長年にわたって、陸家嘴は実体経済を発展させ、上海国際金融中心地の建設を後押ししてきた。そして、産業の生態系づくりを通して、陸家嘴の融資・賃貸産業が目覚しい成長を遂げた。現在、陸家嘴は融資・賃貸会社214社を有しており、その資産規模は1兆元(1元は約15.6円)以上で、全国の約1/6を占める。
今年、浦東新区委員会・政府が「5大倍増行動」を打ち出し、重立った産業の発展についてしっかり計画するよう要請した。融資・賃貸は6大サービスエコノミーの1つで、実体経済や中小・零細企業の発展において重要な役割を果たしている。目下、陸家嘴の融資・賃貸企業は主に中央企業をはじめとする国有企業を投資しており、実体経済を牽引する金融の機能を発揮している。国内融資・賃貸会社の上位10社の中、4社は陸家嘴に入居した。また、去年エリア内の融資・賃貸会社の納税額は55.85億元に達し、全市の半分程を占めた。
今年、新型コロナ禍の影響から抜け出そうとするため、陸家嘴の融資・租税企業は新しい業務モデルを実行開始し、国のウイルス対策に積極的に支持してきた。先月活動再開したポルシェ中国は新しい融資・賃貸会社を陸家嘴において登録・発足させた。同社の登録資本金は1.97億元で、主に国内外での賃貸財産買収や賃貸取引コンサルティング・保証などの経営業務を展開するという。
新興金融産業として、融資・賃貸産業の成長に優れたビジネス環境が欠かせない。陸家嘴は全国初の融資・賃貸産業研究院である上海融資・賃貸ヒュマンリソースサービスセンターを有しており、企業の発展に助力するための融資・賃貸会社向けサービスプラットフォームを構築した。紹介によると、「新区2万億」や「5大倍増行動」の目標達成をめぐって、陸家嘴は「第14次5ヵ年計画」の最終段階にまでに、全国のモデル的な融資・賃貸産業の中心地を建設する予定。
写真・浦東発布