メルクの上海イノベーションセンターが建設開始
写真・中国新聞網
18日、ドイツの化学品・医薬品メーカーであるメルク社と張江集団はメルク上海イノベーションセンターの起工式を共催した。今年7月の世界人工知能大会でメルク社と上海浦東新区はイノベーションセンターに関する戦略提携協議に署名した。、今回の建設開始はの協力における新しい一歩である同時に、上海が科学イノベーションの中心地建設を推進し、その基本的な枠組みを形成させるという背景の下、メルク社による投資拡大と中国市場への更なる進出の現れである。
メルク上海イノベーションセンターは張江高科納賢路800号に立地し、総面積は2000㎡に達し、2021年上半期に運営を開始する見込みである。イノベーションセンターはメルク社の科学技術産業資源と張江科学城のイノベーション生態資源を土台とし、医薬品・健康・生命科学・高性能材料などのプロジェクトの実施や進捗を加速させ、中国とグローバル市場に新しい技術とソリューションを提供する。
「中国のイノベーション環境と急速な発展はメルクにチャンスを与えた。メルクはイノベーション生態系構築への模索に取り組み、現地にあるパートナーと手を携わて業務拡大とパターン転換を加速させ、全国におけるイノベーション発展を後押しする」とメルク中国イノベーションセンターの孫正潔董事総経理は伝えた。近年、メルク社は中国へのイノベーションに関する投資を持続的に拡大し、今回の上海イノベーションセンター発足をきっかけに、メルク社は引き続き人工知能による健康ソリューションをはじめとする新プロジェクトを立ち上げ、政府やスタートアップ企業など、産学研各業界のパートナーと共に、中国の科学技術とイノベーション発展に助力するという。
また同日、メルク社は中国アクセラレータプロジェクト第3期の幕引きを発表した。プロジェクトに参加した6社は資金やオフィス提供などの支援を受け、さらにメルクイノベーションセンターの各種資源を利用し、急速な成長を遂げたという。