金橋、5G商用の「高地」づくりへ
写真・金橋発布
このほど、中国移動が研究開発した世界最大の5Gと北斗を応用する高精度測位システムが正式的に発表された。金橋にある中国移動(上海)産業研究院はこのシステムの開発に重要な役割を果たしたという。金橋は5G商用の「高地」づくりに目覚しい成績を出している。
今年3月12日、金橋5G産業生態パークが発足し、42の企業と主立ったプロジェクトの契約が署名され、投資総額は130億元に達した。中国移動(上海)産業研究院5G応用イノベーションセンターや華為上海5Gイノベーションセンターなどが金橋で発足し、5Gテクノロジーを通して産業の新たな活力を引き出している。金橋は国内と世界の5Gテクノロジー策源地、5G応用産業イノベーション発展の経済中心地、5Gグローバル高度人材・資源の集積地となりつつある。
進んだ自動車産業と5G通信生態系を土台とした金橋の未来車産業は、発展の重要時期を迎えた。今年7月に行われた発表会では、国内初めての都心エリアのテストシーンである金橋インテリジェントコネクテッド車のテスト路の使用開始が披露された。ほかに、インテリジェントインターネット、自動運転、新エネルギー車などの業界の大手企業がここに集まっている。例えば、BMWとアリババの提携プロジェクトが金橋で発足し、世界レベルの自動車産業群づくりを後押しする。
浦東開発・開放の30年間で、ブランド品の製造から「加工・製造・スマート製造」という転換を果たした金橋にとって、5Gは製造業のモデル転換加速にチャンスを与え、工業加工企業の情報化において高度な融合を実現させた。現在、金橋の5G産業マップに5G産業生態パーク、新エネルギー車産業パーク、インテリジェントコネクテッド車基地、5G超高解像度ビデオ産業示範基地、ロボット示範基地などがあり、完備した5G産業システムを構築したという。「我々は国内ないし全世界の5Gテクノロジー実用化策源地、試験エリア、模範エリアを目指している」と上海自由貿易試験区金橋管理局党組書記、局長の楊曄市は伝えた。