張江科学城、新しい集積回路プロジェクト着工
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-01-25
写真・張江科学城
18日、張江科学城は新しい集積回路プロジェクトである張江・兆芯プロジェクトの着工を発表した。このプロジェクトは張江科学城北西エリアの建設に拍車をかけ、浦東新区の「金色中環発展ベルト」開発を後押しするという。
目下、張江は集積回路産業に焦点を当て、世界レベルの産業群を建設している。データによると、去年第1~第3四半期、張江科学城集積回路産業の売上高は817.56億元、全市の半分以上を占めた。そのうち、集積回路設計分野の売上高は343.16億元に達した。集積回路産業の年間売上高は1200億元だと見込まれている。
兆芯プロジェクトは集積回路産業の重要な一環として、自主的研究開発能力を有し、産業発展を牽引する役割を果たせる。これからは引き続き企業の優位性を発揮し、テクノロジーや製品のイノベーション創出を強化していく。そして、張江科学城の産業集積効果を通して産業パートナーと協力し、張江科学城の集積回路産業イノベーション生態系建設に助力する。
兆芯プロジェクトの建設に参入した張江ハイテクパークのある責任者は、これは単なる建設工事ではなく、双方が国家戦略遂行の使命を担うチャンスでもあり、張江ハイテクパークが産業に奉仕する理念を示していると伝えた。
北西エリアは張江科学城都市再生計画のモデルエリアである。張江ハイテクパークは北西エリアの改造深化を進めており、今回のプロジェクト発足に伴い、北西エリアは「第14次5ヵ年計画」期間で急速な発展を遂げるだろう。また、プロジェクトは上海集積回路設計パーク、張江サブセンターなどと協同して浦東新区の「金色中環発展ベルト」開発建設を更に後押しする。