市人代代表、政協委員が語る浦東建設
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-01-29
写真・VCG
今年の上海市両会(人民代表大会と政治協商会議)に出席した市人代代表、政協委員は、これからの浦東建設について熱く議論し、浦東という「切り札」の使い方を提案した。
陸風代表は「一網通商」を提起した。政府が収集したデータを利用し、各業界の企業に戦略制定、研究開発、マーケティング、製造・リスク管理などのデジタルへの転換を推進する。データ、人工知能の基礎研究・応用を強化し、自動化に向けたコア部品や各業界の中心的なソフトウェアの研究を加速させ、浦東製造業の飛躍的な発展を実現する。デジタル化を通して金融業の発展を加速させ、国際金融においての浦東の位置づけを確立し、全国に向けてサービスを提供するという。
呉堅代表は「3つの合意」の形成を提起した。「第一選択は浦東」、つまり浦東は全市の重要改革を試行する役割を担う。「イノベーション創出は浦東で」、つまり全市の資源を統括し、浦東で上海の改革成果と経験を生み出す。浦東の「1位効果」を発揮する、つまり浦東はリーダーとモデルとしての役割を果たすという。
「上海の金融中心地建設と質の高い発展の推進の中、資本市場というアクセラレーターをしっかりと利用すべきである」と何支軍代表は述べた。「科創板」建設を深化し、市場の深さと大きさをレベルアップさせるべきだと指摘した。
都市のデジタルへの転換や公衆衛生体系の改善なども重要な課題である。劉中民代表はスマートの健康サービスシステムを構築し、インターネット病院や遠隔治療、スマート養老などのサービスを向上させることを提起した。施政代表は都市のデジタル化について、「みんなのためのまちづくり」という理念にふさわしい管理をすべきだと指摘した。