産業発展のスピードを加速する張江エリア=上海自由貿易試験区
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-02-26
浦東発展改革委員会が発表した最新データによると、2020年の張江エリアの経済指標が予想を上回り、一定規模以上の年間工業総生産は前年より8.9%増の3033.5億元に達し、初めて3000億元を突破した。
新旧原動力の転換加速に取り組む張江はイノベーション創出に焦点を合わせ、集積回路、バイオ医薬、情報・ソフトウェアなどの主立った産業は発展を実現し、デジタルエコノミーの成長も加速している。2020年、張江パークの新設内資プロジェクトは1559件で、登録資本金は185.21億元に達し、集積回路と新エネルギー車分野の投資額は特に多かった。
写真・浦東発布
例えば、上汽集団、浦東新区、アリババグループが協力して、ハイエンド電気自動車プロジェクトの「智己汽車」を発足させた。百億元規模の自動車製造会社である「智己汽車」は張江に立地し、エリアの自動車産業チェーンの再構築とコネクテッドカー、新エネルギー車のイノベーション体系づくりを展開するという。
集積回路において、華勤通信をはじめとする地域統括会社は張江科学城に進出し、科学城の人材誘致を後押しし、基幹産業の発展を推進し、より多くの突破を実現させるだろう。目下、張江には集積回路設計、チップ製造、カプセル化テスト、設備材料に携わる企業が200社以上で、2020年の売上高は初めて千億元を超えた。
「第14次5ヵ年計画」のスタートにあたり、張江は産業教育の融合を深化させ、コア技術開発において難関打破を加速し、イノベーション体系を改善し、科学技術成果の実用化を進め、開放と協力を更に強め、最適な生態系を構築し、上海科学イノベーションの中心地建設に重要な役割を果たしていく。