地域統括会社経済の新業態が盛んに 外高橋の吸引力はどこから?
2021年初めに、上海市は今年最初の62件の外資系プロジェクトを迎え、そのうちの5件は上海自由貿易試験区・保税エリアに立地する。
これらのプロジェクトの中には、地域統括会社経済の発展に関するものが多かった。上海がグローバル資源を統括するハブ、産業チェーンとバリューチェーンをハイレベルへ推進する重要なエンジンとして、地域統括会社経済はエリア経済成長の土台となっており、新たな発展枠組みの構築に益々重要な役割を果たすという。
毎年の外資系プロジェクト誘致において、「世界に一番近い場所」、外高橋は重要な参加者と推進者である。去年、上海自由貿易試験区は「グローバル・オペレーション・プログラム(GOP計画)」を発足させた。その波に乗って、数十社の企業は保税区管理局との間で戦略協力の覚書に署名し、外高橋に地域統括会社経済成長の新たな局面が切り開かれた。
現在、外高橋には多国籍企業地域統括会社、業界大手企業本社、運営本部などを含む地域統括会社経済体系は基本的に形成し、さらに規模効果が現れた。去年、イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」傘下のFDI誌による世界の1200以上の自由貿易パークのランク付けが行われた。外高橋保税区は4位にランクインし、アジア太平洋地域において最もクライアントに歓迎される自由貿易パーク賞をはじめとする4つの賞を授けされた。
上海がこのほど発表した2019年度外資系企業トップ100社名簿を見ると、外高橋保税エリアにあるアプル、サムソン、ジャガーランドローバーなどの外資系地域統括会社が目覚しい成績で入選した。
2020年末まで、外高橋は外資系地域統括会社計118社を誘致し、浦東新区の1/3を占めた。また、地域統括会社経済によるエリア経済への寄与率は50%を超えた。
地域統括会社の優位性と経済成長を牽引する効果に焦点を当てた外高橋は国内循環の中心と国内・国際2つの循環の架け橋として、グローバル資源統括のハブづくりを加速し、エリア経済成長の新たなの柱極を構築していく。